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杉村さんのスプーン
 

青山にあるgallery + cook lab comoにて今日から行われている個展、
「Carve, 杉村 徹」展に行ってまいりました。
今日の初日と最終日の14日には杉村さんが在廊しているということで
久しぶりにお会い出来るのを楽しみにしながら伺いました。

シャープで繊細でありながらあたたかみのある美しい作品たちは
今回も凛とした様子で並んでました。
私の好きな小箱シリーズにも惹かれましたし
お皿もいいかな〜などと思いながら作品を一つ一つ眺めていると
今回はスプーンたちが語りかけてくるようでした。
悩みながら二本のスプーンをチョイス。
杉村さんの手から生まれる作品たちは本当に輪郭が美しい。
でも決して形の美しさだけでない用の美を感じます。

ちょうど昨日生徒さんがアトリエにある杉村さんの椅子に座りながら
「この椅子本当に座り心地がいいっすね〜!
 陽子さんちにあるあの柳宗理の椅子よりも全然座り心地がいい!」と絶賛。
我が家にあるのはあの名作、バタフライスツール
確かに杉村さんの椅子の方が座り心地がよいのです。
そして造形的にも美しい。

工芸に携わる者として
「美しさと実用性を兼ね備えたものを作る」ということは、
きっと作家としてずっと追求し続けることであり
そのことには終わりがないような気がします。
杉村さんの仕事はいつもそのことを思い出させてくれるのです。
そのどちらもストイックに追求し続けている姿勢そのものを感じるのです。

そんな風に思わせてくれる作家の方の存在には
同じ作り手としていつもとても励まされます。
心に束の間、新しい風が吹きました。
帰り道、自然と「私もがんばろう!」と気持ちが上向きになり
頭の中にある新作への構想がさらにむくむくとふくらみ
作ることがまた楽しみになって来ました。
杉村さん、ありがとうございます!

追記:この日記を書いた翌日に実際にスプーンを使ってご飯を食べたところ
   とっても使いやすくて感激!
   その上大しておいしくないインスタントの炊き込みご飯が
   とってもおいしく感じられました。さすがです!
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